十二直

十二直(じゅうにちょく)の「直」は「当たる」という意味があり、暦の中段に記載されることから中段とも称される暦注です。

十二直の歴史は古く、中国最古 - 漢時代元光1年(BC134年) - の竹簡暦書(ちくかんれきしょ)には既に十二直が記載され、日本においては、正倉院(しょうそういん)にある日本最古の暦とされる『具注暦(ぐちゅうれき)』- 天平18年(746年)- にもその記載が確認できます。

太陽暦導入による明治5年施行の明治改暦(1872年11月9日)により、お化け暦が流行するようになると、その主役の座を九星気学六曜に譲ることになりますが、今でも十二直は暦から消えることなく日々の吉凶を占い、いまなお根強い人気を誇ります。