選日

臘日

ろうにち

臘とは「つなぎあわせる」という意味があり、新年と旧年の境目となる旧暦12月のことを「臘月」ともいう。この日を年の暮れとして大祓を行うこともあり、そこから大晦日のことを臘日とするものもある。

臘日の選日法には、小寒の後の2度目の辰の日、大寒に最も近い辰の日、大寒の後の最初の戌の日、旧暦12月9日等があり、小泉光保の『循環暦』では、「辰は五行思想では土気であり、冬は水気なので土剋水となり、水気を土気で剋するために辰の日を臘日とする」と説く「大寒に近い辰日」を臘日とするが、戌も土気であるので、他の先日法も同様の思想である。